オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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p-419.jpg図書館へ行った帰り、本屋さんで立ち読み。最近このルートがお気に入りです。
この間の土曜日、病院帰りに図書館へ行き予約した本を受け取ったのですが、6月は忙しく予約していたうちの約半分を受け取れずに流してしまいました。(準備完了のメールから1週間以内に引き取りに行かないといけないのです) 長く予約待ちしていた片桐はいりの「グアテマラの弟」だけは流したくなく、必死で受け取りにいきました(笑)
帰宅して早く読みたい気持ちを抑えつつ、より道した本屋さんで見つけたのが「筆箱採集帳」という本。図書館には入っていなくて、読みたいなあと思ってたものなのでウキウキしながら手にとりました。
もっと大きな本かと思ってた~。
色んな人の筆箱の中身を解剖してる写真集です。1つ1つ、中身についてアイテムのメーカーまで記載されておりまして、「ほぅほぅ」と眺めてしまいます。女性雑誌でよく見かける、芸能人・業界人、街の女性のお化粧ポーチ○人分!みたいな内容の筆箱版。
お値段1,500円。うん・・最近の流れからすると、こういうタイプの本は1,300~1,500円です。800円ぐらいなら買ってもいいかなあと思ったけど1,000円超えとこの内容では、わたしの手は伸びません。
と言うのも、まず雑誌などでお化粧ポーチ版を経験しているので、後々自分がどのぐらいこのような内容を繰り返し見るかを知っているということ。次に、読むところが少ない、ということです。

とは言え、この本はとても楽しめました。他人の持ち物は興味津々ですよね。それを見せてくれてる上に、持ち物の解説まで入れてくれてるんですよ。楽しくないわけがない。さらに、いかにもコレクション的な見せ方ではなく、あくまでも日々使っている道具を見せているので、とても生活感に溢れています。そこが良い。
人に使われてより美しさが増す、そういう物が好きです。
万年筆は見て楽しめる要素も大きいと思うのだけど、わたしにとって道具とは、いかに生活の中に入り込み、自然にその人との年月を経ていくか、という部分に魅力を感じているので、この本ではそういう部分をクローズアップしているところに好感が持てました。

ただ、手に入れやすい金額のものは、とても危険です。わたしの場合、本やCD、DVDがそれ。
以前は、好きな分野のもの、特に写真が綺麗だったり説明が細かかったりという内容のものはすぐに購入していました。1人暮らしなのに書斎が必要なぐらいに本が増え、衣食住スペースを削るような状況。
そうするといずれ訪れる悩みを避けられなくなるのです。
処分するときのあの精神的、体力的つらさを思えば、最初に「買わない」という決断をすることの方がずっとマシです。大事にすればするほど、それを手放さないといけなくなったときの苦労は計り知れません。必要なくなったら「売ればいい」と考えて購入することは出来ない性格であることを思うと、最初に自分のスケールで判断する技を覚えることがいかに重要であるか、ようやく・・ホントにようやく身につきました。
押入れの中には、衣装ケースにギッシリと詰まった映画やお芝居のパンフレット、作品世界に関する文献、写真集や画集、、、、色んなジャンルのものがまだまだあるのに、これ以上増やしてはいけない。処分できないのなら、安易に増やしてはいけないのです。

ええ。。そこまでのことなのですよ。だから「筆箱採集帳」が1,500円でよかったのです。
自分で持つべきなのか、一度読んでしまえば満足してしまえるものなのか、的確な判断ができるお値段設定であると。
今回、図書館で借りてきた本5冊のうち文庫本が2冊あります。ふと値段を見ると900円!!ぼったくりだ!内容は、旅をテーマにしたポラ写真と日記のようなもの。これで900円なんてふざけてます。
ようやく金庸の武侠小説が文庫になってくれて、それでも文庫800円は高い・・と思ってたんだけど(ハードカバーで1,800円やったのに・・)、金庸の800円は安いのかもしれん。もう一冊借りてきた推理小説は、確かにドジリーヌは古いものだけど320円だよ?文庫本はお手軽に読めるのが売りだと思っていたのは過去のことなのかしら。紙の色がすぐに変色するような本に1,000円近く出すのはいただけません。

自分で持つべき本。それがわたしに与えるイマジネーション。
「筆箱採集帳」はとても楽しい本だったのだけど、もう一つパンチが足りませんでした。この本から広がっていく世界が、わたしの中には生まれなかった。これが1,500円が高いと思った理由だと思います。
物価が上昇しているとはいえ、近頃は本が高くなりました。お金を出すに値する内容が伴っていないものが増えた、という方が正しいかもしれません。書店に行ったのに読むべき本が見つからなくて図書館に行ってしまうのは、それが大きな要因。何度も読み返してしまうくらい面白い本に出会うのが難しい時代になりました。












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