オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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子ども時代のわたしがコッソリ憧れていた愛らしい万年筆が、大人になったわたしの手にあるって不思議です。ポケット万年筆はカートリッジ専用なので、純正のブルーブラックを購入しました。
プラチナ萬年筆のブルーブラックは青味が強いのですね。ブルーインクと言われても納得してしまいそうな青さです。キリリと引き締まった書き味のペンとよく似ている意思の強い青。
まるで遠い思い出の中にある中学生の自分と重なるなあ。学生かばんの紺色のような(黒いかばんを持っている人が多い中、わたしの学生かばんは紺色でした)、初々しい中にも引き締まった決意を感じる色です。
蝶々万年筆を贈った二人にも、この色を強制的に2本ずつ送ったのですが、2人ともどうやら気に入ってくれたようでした^^
ブルーブラックは、セーラーとラミーしか使ったことがないのですが、青インクが好きなわたしにはこのブルーブラック良いなあって思ってしまいます。
聞くところによると、このインクは古典インクだそうで。“鉄分が入っている=扱いが難しい”と色んなところで目にしますが、普段使っている分には問題ないですよね?わたしはともかく、友達に送ってしまった手前、ペンに問題が出たらどうしよう・・とちょっと心配だったりします。入れっぱなしで長期間ほったらかしにするとイカンのかなあ・・と想像しているので、きぃちゃんにだけ注意を促しておけば良さそうな気もする(笑)
p-402.jpg

さてさて。蝶々万年筆専用となっているこのインクで書いてみたのは李(り・いく)の“蝶戀花”という漢詩。
以前、同じ“蝶戀花”という漢詩をご紹介したことがありますが作者が違います。
李は南唐の最後の皇帝です。文学・芸術に秀でた人で、政治向きではなかったと言われています。事実、南唐は北宋を建てた趙匡胤(ちょう・きょういん)に滅ぼされ李は捕らえられます。また、この出来事が彼の作風を大きく発展させ、より深く悲哀に満ちた素晴らしいものになったといわれています。妻の周妃と共に、失われてしまった玄宗皇帝と楊貴妃の「霓裳羽衣の曲(げいしょうういのきょく)」を復元に力を注いでいたそうです。
李の作品では“虞美人”が代表作になるのだと思います。皇帝としての評価はなくとも、詩人として2千年の時を越えた今もその作品を高く評価され読まれ続けているなんて、優れた文学・芸術にはすごい力が備わっているのだなあと思わずにはいられません。

蝶戀花   李

遙夜亭皋閑信歩
乍過明
早覺傷春暮
數點雨聲風約住
朦朧淡月雲來去


桃李依依春暗度
誰在秋千
笑裏低低語
一片芳心千萬緒
人間沒個安排處


長い夜 一人であづまやをそぞろ歩いてみる
清明節が終わったばかりだというのに
もう春が終わろうとしているのか
ぱらぱらと降ってきた小雨も 風そよぐとやんだ
朧月夜の空に雲が漂っている

花を恋しく想っていても 春は静かに去っていく
誰がブランコでささやいているのだろう
心は千々に乱れているけれど 
心落ち着く場所はどこにもない
(USA/小薇)












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