オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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購入したのは、パイロットのキャップレス デシモ。(候補の中になかったやん)
いやね。キャップレスの万年筆に興味はなかったんですよ。最初は・・。万年筆を使うのに、なんでわざわざノック式・・って思ったんだもん。(それならボールペンでいいやん・・みたいな)
でも、知ってしまったんです。阪急百貨店で100本限定発売されたキャップレスのお色が・・・・すみれ色。宝塚スターの如くキラキラとパールをまとっています。
これを買わないで何を買う?
すみれ色という響きが、どれほどわたしに購買意欲を起こさせるか。まったく・・わたしのために発売してくれたとしか思えません。
実物を見てみて気に入らないかもしれないし、とにかく本物を見てみよう。と阪急百貨店に行きましたよ。そんなことでもないと、阪急百貨店に足を踏み入れる気にはなれん・・(複雑な店内と、お客の多さがそうさせる)。
改装工事のため、こじんまりとしてしまった文具売り場。その約1/3強を占める万年筆売り場。さすが百貨店と思える威風堂々とした佇まいに、内心「こんな格好で来るんじゃなかった」とほんのり後悔しつつ。
この春デビューしたすみれ嬢はシャキーンとショーケースの上でスポットライトを浴びておりました。さすが“舞台の端まですべてがスター!”の教えを守る佇まいです。

 -ブ~(開演ブザー)  
 -みなさま、大変お待たせいたしました。「すみれ万年筆物語 第一部」ただ今より開演いたします。-

「あの・・このキャップレスを見せてください」

ショーケースの向こうにいたお姉さんに声を恐る恐るかけてみる。(小心者)
にっこり笑顔を向けてくれたおめめパッチリの美人さん。思わず名札を見るわたし。(おやじか)

「ペン先が2種類ありますので、両方お試しくださいね^^」
美人な上に親切だあ~(商売です)

「じ・・じゃあ F(細字)を」(両方試していいって言ってくれてるのに聞いてない)

お姉さんは、キャップレスを分解してコンバーターでインクを吸わせてペンを渡してくれた。
(あれ・・つけペンじゃないのね。さすが百貨店の対応だわぁ) ←万年筆はつけペンで試すものだと思っていた

「どうぞ^^」

ドキドキ・・・。するする~。

「おおおおw このインクは何ですか?」(万年筆の質問じゃないだろ)
「これは色彩雫というシリーズの紫陽花という名前のインクです^^」

淡くて儚い紫色。すみれ万年筆にこれ以上ないほどの美しい相手役に思える。
初舞台にしてベストな相手役に恵まれるとは、これはもしや・・・10年に一度の逸材と呼ばれるスターなのではないだろうか。いやしかし、わたしはこのすみれ万年筆にヴィオレパンセを入れることしか考えていなかった。すみれ万年筆にはすみれインクしか相手役はいないと思い込んでいた。だが、ここにきて隠れたスターが現れたのだ。実に悩ましいハプニングだ。
無言で紫陽花と書き続けるわたしに

「このペンはわたしも1本欲しいなあと思ってるんです^^」

なんと!!お姉さんもスターに魅せられたのですな。うむ。初舞台生から未来のスターを見つけるとは、あなたなかなかツウですな。(営業トークです)
心の中で、すみれ万年筆をすでにお買い上げしていたわたしには、もはや次なる目的、相手役探しに気持ちは飛んでしまっていた。ここは落ち着いて考えなければ。まずは少し間をおこう。名コンビだからこそ、デュエットダンスは時代を超えて人の記憶に残るのだ。


「今日は時間がないので、あさってまた来ます!」
「はぃ^^ ぜひまたお越しくださいね^^」

 -ただ今より、10分間の休憩をいただきます。-

ふぅ。。
すみれ万年筆がかなめ(涼風真世)さんだとすると、ヴィオレパンセはりんりん(朝凪鈴)さん。ならば紫陽花はよしこ(麻乃佳世)さんなのかもしれん。
すみれ万年筆が祐飛(大空祐飛)さんだとすると、ヴィオレパンセは花瀬みずかさん、紫陽花は白羽ゆりちゃんだな。
そんなものすごくピンポイントでわたし好みの思考に耽る。
すみれ万年筆に合うインク探し。もはやそのことにしか興味がいっていない自分にまったく気付かず、わたしは再びあのお姉さんの元に向かう。

 -ブ~(開演ブザー)  
 -みなさま、大変お待たせいたしました。「すみれ万年筆物語 第二部」ただ今より開演いたします。-

ペン先Mの試し書きをすることをすっかり忘れてしまった翌々日。
すみれ万年筆を手に入れるべく、5時に会社を飛び出したわたしは、あのお姉さんの待つ文具売り場8階へ!!
一昨日と同じように、スポットライトを浴びたスターはそこにいた。
しかし、あの美人のお姉さんはそこにはおらず、なぜかあまり初々しさを感じられない、あのお姉さんよりも若い店員さんが対応してくれることに。

「あの、このペンのM(中字)を試し書きさせてください」(買う気になっているからなのか、一昨日よりもハキハキとしている自分に笑う)

「はい。ペン先は中字ですね」(愛想の欠片もない対応に一瞬戸惑う)
一昨日と同じようにインクを吸わせてくれるものだと思っていたら、この日はつけペン。(_ _*)・・・シュン

「どうぞ」

今日は両方のペンを試そうと思っていた。だけど、何だかそんなことを言い出せる雰囲気ではない。
わたしは試し書きの紙にグルグルと線を引きながら、気持ちが沈んでいく自分に気がつく。
一昨日はあんなに楽しかったのに・・。今日、このペンを買うべきか。どうせ買うのなら、あのお姉さんから買いたい。
ひたすら書き続け、つけペンだったからインクがすぐに切れてきた。つぎ足して欲しい・・・気付いてくれないかな。
チラッと店員さんを見てみると、あまり興味なさそうな雰囲気で、わたしの手にしているペンのインクが切れていることにも何とも思わないようだった。

もう一度Fの書き心地を試してみたいな。どうしよう。買うなら1本しか買えないし・・・
そこで、持参していたパイロットの万年筆を取り出し、それと比べてみることに。
明らかに雰囲気が違う2本の線。
決まりだ。かしこまった柔らかくもキリリとした文字が書けるFはもう持っている。すみれ万年筆はMにしよう。インクの色を楽しみながらスケッチしたり詩を書こう。
あとは、この店員さんから買うか、あのお姉さんがいる日にもう一度来るか。
ふと見ると、レジの方で別の店員さん同士が話をしている。今日のカウンターは何だか変だ。まるで百貨店ぽくない空気がある。
手にはすみれ万年筆。
この舞台は、スターの魅力に気付きもしない、いや気付こうともしない団体客のお喋りで台無しだ。
舞台は、演じる側と観る側の真剣勝負。気持ちと気持ちのぶつかり合い。双方の感動が舞台をどんどん盛り上げる。演じる側がどれだけ素晴らしいものを見せても、受け手がその気持ちを踏み潰してしまったら、これほど悲しいことはない。
急にスターが可哀想になってきた。

「Mのペンをください」

いたたまれなくなって、わたしはとうとう口にした。
自宅には相手役候補が一人しかいないけれど、それでもここよりも楽しいひと時が待っている。もう一人の候補は、また別の機会にコンビを組んでもらおう。
機械的に作業する店員さんの背中を見ながら、今度はあのお姉さんがいる時に、もう一人の相手役とのデュエットダンスを観てみようと思った。

帰宅して、いそいそとヴィオレパンセを入れてみる。
さて何を書こう。

 あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る
 むらさきのにほへる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我れ恋ひめやも

ピッタリくるコンビです。M(中字)なので、小さな文字には向きません。わたしの字はもともと大きめなのでとてもラクチンに書けるサイズ。なので、好きな万葉集から2首選んでみました。
有名すぎるほど有名な額田王と大海人皇子の恋の歌。
あかねさす紫とは、紫草の根から採れる茜色を帯びた紫色のこと。大海人皇子はこれで染めた色が匂うように美しいという意味の「むらさきの」で始まる返歌を詠んでいます。
古より紫という色はとても高貴なもの。紫草の根で染められた布はとても高価だったので、最高の位についている人だけが身につけられる色でした。
ああ・・・すみれ万年筆もこのヴィオレパンセも茜色の紫とは違いますね。青系の色味が強いから、どちらかというと「すみれの花咲く頃」の方がピッタリだったな。書いてみてちょっと失敗したかも。

もきゅすけさんのブログにときどき書き込みしているのですが、あそこでUSAさんのコメントを見つけましたので、こっちにもおじゃましてみました。

以前、阪急限定の万年筆の情報を探していて、USAさんの「可愛い花すみれ 幸いの花よ」が引っかかり、以来ブックマークしています。

と言っても、ブックマークした理由は、万年筆よりも映画の方に興味を持ったからです。

私は香港映画にはまっていた時期があり、過去を振り返っても、英語の次に耳にしている外国語が広東語です。市販の本で少し勉強して、香港へ旅行したこともあります。
当時は、『チャイニーズゴーストストーリー』の『黎明不要来』を「ライメインツェンネイパーアイゥロー」とか人知れず歌っていました。

USAさんのブログで香港映画熱が再燃したので、先日ツタヤに行ってみたのですが、なんということか、香港映画の取り扱いがものすごく小さくなっていて愕然としました。韓国ドラマは山ほど置いてあるのに!

結局、『男たちの挽歌』シリーズを2本借りて帰りましたが、今後は通信のレンタルで借りるしかないなと思いました。

2009.04.21 12:12 URL | yuband #- [ 編集 ]

>yubandさま

こんにちは。コメントありがとうございます^^

万年筆で検索されて香港映画にひっかかるとは・・・ネットの世界とは不思議なものですね。
香港映画大好きです!!
香港テイスト満点のおバカ映画も、シリアスなアクション物も、とにかく何でも飲み込んで香港色に仕上げてしまうパワーにやられました。
近頃は、母に「これを観ろ」と無理やりDVDを押し付け香港映画にハメてしまいました(笑)
感想を聞くと内心シメシメと思いつつ
「次は何を送ってくれるん?」
というリクエストに応えるのが大変になってきたりして。

「チャイゴー」というと“道!道!道!”を口ずさんでしまいます。あれはある意味ラップ?w 
あとはやっぱり、♪やんっ さんろぉ~ 中華料理屋さんでかかった瞬間、あのイントロに反応しちゃう自分に笑いました。
“黎明不要来”というとツァイサンとスーシンの色っぽいシーンの曲でしたっけ。口ずさめてしまうとはyubandさんツウだ。

ネットでレンタルするほうが種類も多いので、わたしも香港映画は実店舗で探すのやめました。
店頭で悩む方が意外な作品に興味を持てたりするので好きなんですけどね。韓国に押されている現在は仕方がないのかもしれません。

2009.04.22 11:13 URL | USA #- [ 編集 ]












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