オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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購入してから早3年。ようやくご紹介しますのはモンブラン社の“Je t'aime(ジュ・テーム)”。通称ラブレターインクです。長いこと熟成させました・・・(笑)
ジュ・テームはフランス語で、愛してるっていう意味なわけですが、男女間の愛情だけではなく、広い意味での愛してるという意味を持っているそうです。言葉の意味が深いほど簡単には口にできなくなるものだと思いますが、そこはフランス人ならさらりと言ってのけるのでしょうか。映画なんかでは、mon amour(モナムール/わたしの愛=転じて愛しい人)やら、ma belle(マ・ベル/麗しの君)なんてよく聞きます。・・・めっちゃ宝塚的だわ(笑)
フランス語の響きがとっても好きで映画を見始めたなあ。なんてことを思い出します。


さて。このラブレターインクは、2005年に限定発売されたものです。話題になりあっという間に完売してしまったのだとか。それから3年後、第二弾のラブレターインクが限定発売されることになります。お色はそれぞれ違うのですが、今回は第一段のインクをご紹介します。
箱を開けますと、ほんのり薔薇の香りが立ち込めます。いや、ほんのりというか、結構しっかり香りますので、香りが苦手な人には向かないインクかもしれません。
お色は、わりとしっかりとした赤いピンク。真っ赤ではなくピンクがかってます。良いお色です。
何を書こうかなあ~と考えていましたが、ゲーテの野ばらが頭から離れずこうなりました。




シューベルトやウェルナーの曲が有名ですが、彼ら以外にもこの詩に曲をつけた作曲家がたくさんおり、世界で150曲を超えるといいます。
この詩の中に出てくる野ばらとは、実は少女のことを指していて、本当の野ばらではないのです。
牧師の娘と恋に落ちたゲーテは、彼女から結婚を望まれ束縛を嫌い彼女から逃げてしまいます。そしてこの詩が生まれました。

二番では野ばらの心情を歌っています。
“野ばら(わたし)を折る(別れる)というのなら(わたしを)忘れないように刺してあげる。けれど折られるものですか(別れたりしません)”
けれど三番では“童(ゲーテ)は野ばら(彼女)を折って(別れて)”しまいます。
原詩では“懇願しても無駄だ。野ばらはやはり折れてしまった・・”って。いい加減にしろっっ!

意味もわからず歌っていたころには考えもしませんでしたが、その後、ゲーテの詩集でこの詩を読んだ時はそんなことを思ったもんです。
今読み直してみると、ゲーテの後悔の詩だったりもするのかなあ~と、思えないこともない。ただ、やっぱりそれでも好きになれんなあ。この時代、乙女は結婚にしか生きる道がないようなもので、それを期待させるような間柄だったのに、結婚を望まれたとたん男の勝手で別れて、勝手に後悔されてもね・・。
歌詞を訳した近藤朔風の言葉づかいはとても趣があって日本に美しさに溢れたもので大好きです。歌曲のタイトルって「君よ知るや南の国」とか「ただ憧れを知る人のみ」とか、この言い回しが何とも麗しく情感がこもっていてうっとりする流れです。直訳ではなくその詩の世界観と日本人の情緒によって生まれた副産物ともいえる文化。そんな詩を原稿用紙に書き写していくのが至福の時だったりする今日このごろ。












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