オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
自宅で勉強してるときはわりと鉛筆を使っている。愛用はB。シャープペンシルの芯もB。
私は下書きの段階からかなり大量に文章を書くので芯が堅いとちょっと疲れてしまう。
近頃は文具ブームのおかげか、文具売り場に色んな種類の鉛筆が置いてある。
きっと多くの方が小学生の時に鉛筆を使っていたと思う。
私の愛用鉛筆は緑色の六角ボディが渋い三菱9800。…いや、愛用と言うか、母が私に買い与えてくれたのがこの鉛筆だった。(可愛い絵のついた鉛筆はダメ!と言われどれほど恨んだことか)
で、この六角形の上の部分をすこーしだけ削って名前を書いてたのだ。そう、我が家は名前シールは使わない(使ってくれない)。
昔はファンシー文具と呼ばれる女の子向けの可愛い文具が大人気で(今もかな?)、私も一応いっぱしの女の子としてそういうのに憧れていたわけだ。
それなのに母が買ってくれるのは三菱の緑色の鉛筆とトンボの消しゴム。

「なんで可愛い鉛筆使っちゃダメなの?!」と詰め寄ると母は「ダサいから」

うん。ホントだ。ママンは正しかったよ。
今、改めて三菱の鉛筆をマジマジと見つめていると、スマートな六角形ボディにゴールドの文字とロゴ。クールでカッコいいルックスだ。
この鉛筆をジッと見つめていると、1887と書いてある。これはこの鉛筆が生まれた年なのだろうか。
調べてみると彼が生まれたのは1946年、今年で60歳!
輸入鉛筆に負けない国産の高級鉛筆として生まれた彼は、なんとまぁ、生まれた時からずっとこのルックスで60歳まで生きているというのだ。驚くべき頑固さ。
ん?しかしだ。何かが足りない。
この六角ボディには確かJISマークがついていなかっただろうか?
私は子どもの頃、鉛筆に必ず刻印されているゴールドのJISマークが鉛筆の証なんだと思っていた。
今、私の目の前にある三菱9800にはJISマークが入っていない。一体どこに行ってしまった?
なんだか少し寂しい。

ところで。三菱の鉛筆でもう一つ、お気に入りのシリーズがある。
それはuni。ウニではない。ユニである。
エビ茶色のすこし円やかな六角ボディでてっぺんの方に黒い帯がかかったようなルックス。
これは緑色の三菱9800よりも高いので、あまり買ってもらえなかった。だから私はテストのときにだけ使う、特別鉛筆として愛用していた。
何しろ色が赤っぽい。それだけで緑色よりも愛着があった。(9800よスマン)
これまた調べてみてはじめて知ったことだが、ユニという名前には“唯一”という意味があるそうだ。なんと!(♪Baby 你就是我的唯一~)
そしてフランス語では滑らかなという意味もあるらしい。トレビア~ン。
あのスルスルとした書き心地にピッタリの素晴らしいネーミングではないか!
ユニには兄弟がいる。お兄さん格に当たる、ちょっと高級なハイユニ。弟分に当たる、ユニスター。
知らなかった。兄弟たちはなんだかちょっと気取った名前がついていて、特別な存在のようではないか。
しかし私はそんな特別扱いの兄弟たちより、テストの時にしか使わないと、大事に大事にしていた普通のユニの方が愛おしく感じてしまう。
ユニがちょっと高級なのは、ダース売りのケースにも現れている。
9800は紙箱なのに、ユニはプラスチックケースに消しゴムがついてくるのだ!
小学生の私にはダース買いなんて出来る身分ではなかったのだが、ユニの消しゴムは憧れだった。
大人になった私は、今、憧れのユニ消しを手に入れた。ただこの消しゴムが欲しいためだけにユニを大人買いしてしまったのだ。
しかしこの満足感。子どものころの憧れがやっと今叶ったという、小さな、ささやかな喜びに胸がほんわかあったかい。

これら三菱ファミリーしかお世話にならなかった子ども時代を過ごした私だが、今、会社ではトンボ鉛筆を使っている。
学校の先生が使っていたのがこのトンボ鉛筆。緑茶色の渋いヤツと赤×青の色鉛筆、そしててっぺんに消しゴムのついた黄色いボディのヤツ。
どれも一度使ってみたいと思っていた。
それが今、すべてのタイプが私の机の中で並んでいるのだ。
まるで先生になった気持ちだ。またしても子どもの頃のささやかな夢が叶ったのだ。

シャープペンシルのことを祖母は繰り出し鉛筆という。(昔はそう言ったのだそうだ)
鉛筆は削らなくてはいけない。しかし、削る作業の楽しさもまた良い。
削りながら芯を整えていくとき、ちょっとした職人気分を味わえる。そして削った木屑のいいにおい。なんだか無造作に捨てるのが勿体無くて、ティッシュの上に乗った木屑をそっと包んでしまう。
短くなって持てなくなってきたら、背中通しをくっつけて1本に合体させるのだ。
繰り出し鉛筆にはない楽しみが鉛筆にはある。
鉛筆を使うと、書くことがいよいよ楽しい作業になる。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://usastreet.blog42.fc2.com/tb.php/432-cef8e8f6

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。