オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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私の家庭はちょっと変わっていて、小さい頃から母が寝る前に本を読んでくれていたんですけど(これはどこの家庭も同じだと思います)、子どもって大人と同じことをしたがるじゃないですか。同じお話だとすぐに内容を覚えちゃって、母よりも先に物語を語りたくなるの(笑)
そうすると、母は私たちの話を聞きながら寝ちゃって「お母さん、まだ寝たらダメー」と物語の最後まで絶対に寝かさないの。今思えば鬼だよ(笑)
で、ある日「じゃあ、今日は○○がお話してみて」って姉妹3人に振り始めた母。
お陰で幼稚園に入る前にはひらがな・カタカナの読み書きは出来るようになってたんですけど、大きくなるにつれて、たとえば日本昔話とか世界の童話のようなスタンダードな物語では満足できない体になっていました(笑)

ある日、母がお誕生日だからということで私に500円分の図書券を渡して「好きな本を買っていいよ」と本屋さんに連れて行ってくれまして、その時に選んだのが「野口英世」。
まだ五歳だし、野口英世がどんな人かなんて知るわけないんですけど、なぜこの本を選んだのかってことはよく覚えてます。それは文章に漢字が入っていたから(笑)

読めねーだろ!

なんて母は言いませんでした。
もちろん漢字は読めないんですけど、母がルビを打ってくれて1日10ページだったかな?もう少し少なかったかもしれない…。私は先が読みたくてウズウズしてるんだけど母がルビを打ってくれないと読めないから、じれったかったんです。
父にお願いしたこともあったけど、父のひらがなは漢字を読むより難しくて(笑)子ども心に「字は人に読めるように書かないとダメなんだ」と思いました。
「野口英世」を読み終わるのに半年くらいかかったかなぁ。でも読み終えたときの達成感とか満足感は今まで読書してきた中で一番だったかも。
これをきっかけに伝記を読むのが好きになって、小学校低学年の頃は図書館の伝記を読み漁っていました。
アンネ・フランクに触発されて童話作家に憧れていたのも小学生の頃です。

我が家は全員同じ部屋で寝ていたので、母の読み聞かせは、実は高校を卒業するまで続きました。(妹がいたので)
読み聞かせる本がなくなってきて、自分の読んで欲しいものを持ってきなさいということになり。
真ん中の妹は中国の民話が好きで、一番下の妹は「桃太郎」が好きで、私は新聞記事。見事に毎日バラバラの読み聞かせ。
私は特に哲学や歴史に興味があったので、トルストイについてのロシアの大学教授が書いた論文とかユゴー、ナポレオン、周恩来の言葉から仏典にいたるまで、かなり色んな分野の記事を読んでもらいました。(最後は自分で読めと言われ母は寝る・笑)

こんな家庭だったので、みんな部屋に集まっては学校の話から始まり、前日に読んでもらったものの質問だったり解説だったり、はたまた合唱になったり合奏になったり、、、むちゃくちゃなんだけど賑やかでした。
でも、母のお陰で私は読書の本当の意味を知らず知らずに感じていたんだなと思います。
自分で読むにしろ、読んでもらうにしろ、そこから何かを想像すること、自分の考えを持つことは難しいことじゃないんだと、気づかない間に教えてもらっていました。
遊びの中で学ぶって、こういうことも一つ言えるんじゃないかなぁと思います。












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