オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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「王力宏工房」BBSにて、とても貴重な意見を聞くことができました。
日ごろ忘れてしまいがちな大切な問題です。
このように問題意識を持って発言される方の存在はとても大切です。
これはその意見を出してくださった方への返信だったのですが、特に個人だけの問題ではなく、自分自身に対しても決して忘れてはいけない大切なことだと思うので記しておきたいと思います。
私も現代の日本語で、どうしても引っかかる表現、というものがあります。それは私が日本人で日本語を理解しているからこその引っかかりなんですよね。(引っかからない人もいるから使われているのでしょうけど)
逆手に取った表現であっても差別用語は差別用語。
確かにその通りです。
英語に対する認識が低いから気にならないのかもしれない、というご意見もその通りだと思う。
これがアメリカで育った王力宏から出た言葉だからこそ、余計に疑問符がついたということですよね。
言葉は生き物で時代と共に変化していくものではありますが、それでも元来の意味を忘れてはいけないものでもあると私は思っているので、ドラゴンさんのご意見に考えさせられました。
人権についての考えは国によって、また人によって様々です。
人種だけでなく性別、職業、学歴、様々なことで人は差別されています。そういう世の中にあって、差別自体が悪いことだとは思いません。
人はこの差によって、様々な能力を発揮することができるわけですし、差こそが人間の個性だと思うから。
ただし、この差は人間そのものに優劣をつけるものであってはいけない、ということだけです。人の価値観もやはり千差万別であるということも忘れてはいけない事実ですよね。

彼の認識については、これ以上踏み込んだ言葉がない限り私たちが知ることはできませんが、数年前の日本の雑誌インタビューでは「政治的、民族的な問題について、できれば語りたいくらいだ」と言っていたことから、彼自身、何か深く思うところがあるのかもしれません。
ただ中華圏で活動するということは、色々な方面で気を使わなくてはいけないこと、また活動の中心が台湾であることなどから何でも自由に発言する、というわけにもいかずセーブしなくてはならない部分があるのかもしれません。

いずれにしても私の差別に対する考えから申し上げますと、「なぜこの言葉を使うのか」また「なぜこのような言葉が生まれたのか」そういう背景を考えさせるために、敢えて前面に出していくことも必要なことである、という思いです。
使わなければ廃れていく、廃れればなくなるか、というとそれはNoです。
なぜなら、差別とは言葉や行動に存在するのではなく人の心に存在するものだからです。
人の心から生まれるものである以上、もしもその言葉が消えていったとしても、また新たな別のものが生まれるでしょう。
それでは何の解決にもならない。表面的なものを取り繕ってみても、根本を見つめない限り何も変えることは出来ないのです。
<いやな気持ちにさせる>ことで差別に対する憎悪を認識させます。
これが差別と向き合う一つのチャンスととらえるなら、確かに言葉そのものは偏見に満ちた生まれであるかもしれないけれども、見方を変えることで違った役目を持つことができるのではないかとも思うのです。
重複しますが、言葉は生きています。
生きているからこそ変わることができる。本来の意味を捨て、いえ、本来の意味の上に新しい命を持った言葉として生まれ変わってもいいんじゃないか、って思うのです。
もちろん、そのことで傷つく人も出てくるでしょう。ですから使う人間は、その向こう側まで責任を持って自分の言葉に誠実であらねばなりません。相当な覚悟と度量が必要です。

まだファンになって浅い身ですが、王力宏は聡明な人だと感じました。日本でのほほんと生きてきた私なんかよりも、ずっと辛辣な社会で生きてる。
だからこそ、もっとちゃんと深い意味合いを感じて使っていると思います。決して差別に対して認識が低いとは思いません。
西洋人から受ける差別なんかよりも、同じアジア人の中にあるコンプレックス的な差別認識の方が問題なのかもしれない。
むしろ私たちがそういうことに目を向けて意見を交わしている今のような状況を望んでいるのではないかとさえ思うんです。
「音楽を通して伝えていきたい」
これが彼の願いであるのですから、まさに今がその状況ですよね。

長々と意見してしまいました。
この件については、おそらく解決策なんて見つけられないでしょう。
世界中がこの問題で何百年も争い、話し合い、傷つけあってきて、それでもまだ新しい差別が生まれ続けてるんですから。
だからこそ私たちは対話しつづけなくてはいけないのだと思います。












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