オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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今、王力宏(ワン・リーホン)の“四月還會下雪”をBGMで使ったのには、いくつか理由があります。
3月に降る雪のことを“Angel tears”天使の涙と言うそうで。つい王家衛を浮かべつつ、なら4月に降る雪は?それは現実にはありえないことを指して使う言葉。現実にはありえないこと…


4月に降る雪…私がまず思い浮かべたのは王菲(フェイ・ウォン)の“四月雪”という曲。
これは2003年4月が色濃く関係している楽曲なのだという記事を読みまして(もちろん中国のサイトで)、2003年4月、つまり張國榮(レスリー・チャン)の命日4月1日と当時世界中で大きなニュースとなったSARSのことを歌っているのだと。

これを知ったのは「將愛」のレビューを書いているときでした。
本当のところはわかりません。もしかしたらそうなのかもしれないし、違うかもしれない。
ただレスリーとの縁も深い王菲がレスリーのことを曲にしてくれたのかもしれないと知って、もしそうだったら嬉しいと思ったのです。
LLさんで読んだ王菲のレスリーへの追悼の文章もとても短かくて、それがCOOLな王菲らしくて、表面には見えてこない彼女の愛情を感じたし、このアルバムのリリースが同年11月、そして詞を林夕氏が書いている。なによりも王菲がレスリーのことを歌ってくれてる。
それを思うとレビューの中には書ききれないほどの思いが溢れてしまって、たった2行の、内容のない文章しか書けませんでした。
私はやはり“四月雪”を聴くとレスリーのことを思わずにはいられない。だからこのことを残しておこうと思います。

その後、このことを王菲にインタビューした記事を見つけて実際はそうではなかったと知ったのですが、多くの人が、この曲を張國榮へのオマージュだととっていたようで、インタビューに対して王菲は驚きつつこう答えています。


“それはないわ。私個人としては、この曲が張國榮、あるいはSARSのことを書いているとは思わない。林夕に、この詞にどんな意味があるのかを訊ねたことがあって、私はただそれは人間性を表現していると感じたのよ。どうしてあなたたちはそんなことを思ったの?”
4月という言葉が張國榮を思わせずにはいられなかったのだろうという記者の言葉に頷いて、彼女はこう続けています。
“みんな色々な角度から聴いてくれていい。個々の感じ方があるって素晴らしいと思う”


沫雪は千重に降りしけ、恋ひしくの日長き我れは、見つつ偲はむ(あわゆきは ちえにふりしけ こいすくの ひながきわれは みつつしのばん/阿和雪 千重零敷 戀為来 食永我 見偲)[柿本人麻呂] ――泡雪よ、幾重にも降り積もりなさい。何日も何日も恋し続ける私は、お前を見てあの人のことを思い出します。

すぐに消えてしまう泡雪にもあの人を想いたい。そんな気持ちが込められている美しい歌です。

積もることなくすぐに消えてしまうから美しい4月の雪。
あり得ないことが起きるのは悲しいことだけじゃないって思いたい。
そこはかとなく感じる春の息吹に心浮き立ち、やってくる何かを颯爽受け止めたい。季節外れの雪には、切ない別れと思わぬ出逢いが背中合わせに待っている。

また4月がやってきます。

なんで4月に雪が降るんだよー!

と言ってる隊長に、この歌を贈ります。

今さらに雪降らめやも かぎろひの燃ゆる春へと なりにしものを (今更 雪零目八方 蜻火之 燎留春部常 成西物乎) ――今さら雪なんて降るわけないじゃない。陽炎燃える春になったんだもの。












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