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オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

内容にもよりますが、日々の日記なら大体10分くらいで書いています。CDレビューはそれより少し時間がかかってしまいますが、書きたい内容を把握してから打ち始めるので、時間で言うとだいたい20分くらい。映画や舞台のレビューが一番時間かかるかなぁ。実際に書き始めると早いのですが、前の段階が長いんですよね。
CDは聴き込むのに1週間~2週間かけられますが、1回見ただけの映画や舞台に関して書くほうが難しいです。瞬発力がいりますから。
そしてこの瞬発力は継続しないと衰えていくなと感じていたりします。週1回のペースで舞台を観ていたときは同じ舞台を観ても毎回違う感想が書けましたし、そんなに難しくなかったもの。最近は考えながら止ってることがある。うーーん。
目や耳から入った情報を出力する方法の一つが書くことだと思うのですが、書くということはすなわち自分の気持ちを端的に言葉にするということで、これがなかなか難しいのです。以前にも少し書きましたが、読書は本当に大切ですね。自分の単語力のなさに凹むことばかり。
私が書くことが好きになったのは、子どもの頃読書が好きだったからだと思います。童話作家になりたいと思っていた頃は、とにかく毎日何か読んで自分もマネして書いていました。(しかし今見ると字が汚い・笑)
見たこともない場所、会った事もない人から色んなことを教えてもらいました。読むことは書く力をつけてくれるだけでなく、語る力もつけてくれるのだと思います。

私が尊敬している作家は宮沢賢治。この人の言葉を生み出す力は、独創性に溢れていてとてもわかりやすい。言葉に表情があります。幼稚園児の私にでもその言葉が理解でき、作品世界にのめり込みました。そして人として生きることの苦しみや喜びが彼の作品には描かれています。
それから芥川龍之介。人間を見つめる優しくも厳しいまなざしが好きです。中国の古典に興味を持ったのも芥川作品から。「杜子春」と「みかん」は気に入っている作品。
海外の作家ではトルストイが好きです。文壇だけでなく、思想、政治にまで影響を及ぼした偉大な文豪。あまりにも有名な「戦争と平和」。彼の強い信念が織り込まれた大作ですので読み応えは相当なもの。読むのは大変という方、ソ連映画の「戦争と平和」は素晴らしい出来栄えです。
この映画の冒頭はこう語られています。
「大きな意味をもつ思想とは単純なものだ。私は思うのだが、要人が力を合わせ権勢を振るうならば、誠実な人々も手をつながねばならない」
哲学が人が生きる上でどれほど大切なものなのか、これらの作家たちの作品を通して感じることが出来ます。












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