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オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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4月、江戸にいったんです。だから伊東屋さんにも勿論行ってきました。
特に何か欲しいもの・・っていうことはなかったんだけど、万年筆のインクが欲しいなあと思って。
そんな中、こんなインクが出てたのね・・的に購入したのがセーラー万年筆の“匂菫(においすみれ)”です。すみれって言われたら買わないといけないですよね。我が家のすみれインクは3本目になりました。

気になるお色は青に近いです。程よく濃さがあるし、スキッとした透明感の感じられるお色で、すごく綺麗。これはいいですね~。ペリカンのロイヤルブルーの淡い透明感と、モンブランのロイヤルブルーの切れ味のあるシャープさ、両方のイメージが見られます。これ好きだな。
ガラスペンで試し書きしたんだけど、やっぱり万年筆に入れたい~!!
ここはシックな黒燕尾な紳士にエスコートされたいな。わたしが持ってるペンだとパーカーのリアルトかアウロラの 88 クラシック No.811かなあ。どっちにも似合う…
この1年、ずっとレディーシェーファー×プラチナ ブルーブラックを愛用してきたんだけど、そろそろ選手交代の日が来たかもしれません。
そんなこんなで購入からしばらく悩んで、今はリアルトに入っています。なかなか良い雰囲気です。

ちなみに、わたしのインクノートはヨーロッパのリングノート。表紙は紫色で、薄いペラペラの紙質なんだけど書き心地が好きで、他に黄色と緑の2色持っています。
ここに本の一節とか詩とかことばとか、思いついたことを書いているんだけど、書いた時よりも、後日ページを眺めてニヤニヤするという変な楽しみ方をしています。
同じく後日眺めてニヤニヤ系としては、使用済み切手のスクラップとかもあります。
会社の郵便物に貼ってあった切手をハガーレで綺麗に剥がしたあと、ちゃんとアイロンで伸ばしてからノートに貼ってるだけ。自分の中で決められたテーマごとに分類して貼っているので、それっぽいページに仕上がってくると、どうにもニヤニヤが止まらない(笑)
他には映画は出来るだけ前売り券で見るようにしていて、その前売り券を貼っていくのも好きです。以前は宝塚歌劇のチケットもスクラップしていたのですが、膨大な量になりすぎて手に負えなくなったので他の宝塚グッズと共に処分しました。歌劇関係で手元に残っているのは、舞台の感想を書いたノートだけ。でもそれだけで十分だなと今は感じています。


さて。匂菫と言ってもイマイチよくわからなかったのですが、外国のすみれは甘い香りがして、日本のすみれは香らないのだそうです。知らなかった・・。
ゲーテの詩に曲をつけたモーツァルトの歌曲に「Das Veilchen(すみれ)」というものがあります。牧場の片隅に咲くすみれが乙女に恋をしたんだけど、乙女はすみれに気づかず踏んでしまう。自分が世界一美しい花であったなら・・・と、愛する乙女に踏まれて死んでいくすみれの気持ちで書かれた詩です。“かわいそうなすみれ、それは愛らしいすみれだった”とモーツァルトはゲーテの詩に自身で付け加えました。
すぐに思い出せないのですが、クララ・シューマンの歌曲の中にもすみれの花が出てくるものがあったように思います。それもゲーテの詩だったような・・・・・。
実家に本を置いているので調べられないのだけど、昔読んだ本に書いてあった気がします。
ああ、記憶力の低下が悲しい(_ _*)・・・シュン


わたしにとって“すみれ”は見ぬ振りが出来ないキーワードで、きっとこれからもすみれの何かを集めてしまうのだろうなあ~と思いながら、今日もこの匂菫を使うのでした。
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毎日暑いですが、少しずつ風の吹き方が変わってきましたね。暦ではもう秋なんだなあ~と感じます。
先月のことになりますが、万博記念公園に蓮の花を観に行ってきましたのでその時の写真を夏のご挨拶に^^

蓮は夜明け頃にポンっと音を立てて咲くと言われています。
わたしはまだその場面を見たことがないのですが、朝の光の中で爽やかに花を開いている蓮の花を見ていると、何ともいえず見入ってしまうんです。
濃いピンク~真っ白まで、蓮の花にも色々な色彩がありますが、光が透けて本当に綺麗です。この蓮は大賀蓮と言って、遺跡から発見された2000年前の蓮の種を咲かせたもの。大きくてとても迫力があります。
この日は朝6時半に行ったのですが、すでに半端ない暑さ。肌は煙を立てて焼けていきそうな日差しの強さでした。実際、わたし焼けたらしい・・・(笑)
日焼け止めもしっかり塗って2時間で退散したにもかかわらず、翌日から会社の人に「焼けた?」と連発される始末。くそぉぉぉぉ(_ _*)・・・シュン