オモウソラ

日々の想うことをつらつらと。 本家“想空”のミラーブログです。

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今日は映画部でした。スクリーンで見るのは2回目。やっぱりこの粒子の粗い独特の映像美が素敵。
ピアソラの音楽も大音量で聴くのは家で聴くのと違ってのめり込んでしまいます。フランク・ザッパはこの映画で知ったのですが、まだ聴いたことがありません。少し調べてみますと、ロックに限らずフュージョンやオペラなんかも作曲したそうで、多彩な才能の持ち主だったようです。ただ、彼は活動期間も長く作品も多岐に渡っていること、またその内容に結構キツイものもあったみたい。(ホモセクシュアルの人を罵倒したり、カトリックを批判したり…) そういうこともあって、なかなか評価の分かれる人のようですが作曲の才能は多くの人が認める素晴らしい音楽家だったと。ストランヴィスキーと並べる人もいるのだとか。
ピアソラもやはりタンゴの新しい可能性を求め“リベルタンゴ”を持ってイタリアに渡りました。アルゼンチンタンゴの革命児と呼ばれ世界中を虜にしたアストル・ピアソラ。そして斬新な切り口で香港映画の新しい方向性を打ち出し、独特の存在感を持つ王家衛。なんとなく共通点が感じられるなと思います。やっぱりサントラ買おうかなぁ。
それにウィン(張國榮-レスリー・チャン)がほんま可愛いわぁ。(自分の友達だったらめちゃくちゃ迷惑だと思うけど)
タクシーの中での両手を包帯ぐるぐる巻きにされて“タバコ吸いたいよぉ~”光線を出すあの表情。くそぉ。可愛すぎるよ、おまえさん。それから寒いのにファイ(梁朝偉-トニー・レオン)を散歩に連れまわして「やっぱ寒い。帰ろう」って…。あぁぁぁぁ。これはレスリーだから許せるんだ。違う人だったら「ヤなヤローだ」になるに違いない。この気まぐれな小悪魔振りがウィンの魅力なんや。
帰る場所があるから旅立てる。帰る場所=ファイを失ったウィンは飛び立てないままブエノスアイレスに。“脚のない鳥が地上に降りるのは死ぬときだけ”という「欲望の翼」のフレーズが脳裏をよぎります。
でもこの作品はハッピーエンドだという。ファイやチャン(張震-チャン・チェン)だけじゃなくウィンにとってもハッピーエンドなはず。
強がりな寂しがりやでいつだって愛されていることを確かめたいウィン。ブエノスアイレスで彼はちゃんと生きているのかな。ちゃんとご飯たべてるのかな。ファイが会いに来るの待ってるのかな。
ウィンにとってのハッピーエンドって何だろう。今はファイとの思い出の部屋で涙しているウィンだけど、泣きはらして時間が経てばきっと何か方法を考えるような気がする。「風と共に去りぬ」のスカーレットのような感じ。“明日考えよう。きっと何か思いつく”って。そう考えるとファイだってバトラーみたいに思えてくる。
思うのは、必ずしも一緒にいることがハッピーエンドとは限らないということ。ファイにとってもウィンにとってもあのまま一緒にいたなら、同じことの繰り返しになってしまうだろう。ファイはウィンの性格をよく知っていてわざと振り切ったのだと思う(もちろん自分自身も変わりたいと思っていたはずだけど)。彼自身も勇気がいったと思うし、互いに辛くて泣いたけど、それが二人にとって本当にやり直すという意味を持つような気がする。だからハッピーエンドだと言われればそうなのかなと思う。

ウィン~ ちゃんとご飯食べてるかい?
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